「ffbe幻影戦争」レイド イフリート編①
〜〜Mogu軍 訓練所〜〜
???「はぁっ!せやぁあっ!!」
ガンッ!ガンッ!
???「どぉりやぁああ!!」
バシュンッ!
???「はぁ、はぁ、このままじゃだめだ。まだまだみんなの力にはなれない…。」
訓練をしていたのはティレルだった
最近カンストした彼であったが
それでも、まだまだ活躍しているとは言えなかった
そんな自分が悔しく、日々鍛練を行っていたのだ
ティレル「せっかくここまで成長させてくれたのに…。僕はなんて弱いんだ…。」
テクテクテク…
そこに何者かがやってきた
???「あなたは何のために強くなりたいの?」
囁きであった
ティレル「囁きさん…。僕は…みんなの役にたちたい。それに、僕を信じてくれたMoguさんのために、強くなりたいんです!!」
ティレルは自分の思いを囁きに伝えた…
囁き「…ふふふ。良い答えね、ティレル。」
ティレル「えっ?」
囁き「あなたがMogu様のために強くなりたいと願うならば、私が力を貸して上げるわ。」
ティレル「ほ、ほんとうですか!?Mogu軍の精鋭の囁きさんが僕のために…!」
囁き「これはMogu様のためよ。勘違いはやめてね…。」
ティレル「は、はい!僕はみんなのために…、Moguさんのために強くなりたいです!!」
囁き「……。それじゃあ私が稽古をつけてあげる。さあ、剣を取りなさい。」
ティレル「はいっ!よろしくお願いします!!」
カチャッ☆
囁き「あなたは私と似たタイプね…。ナイトは相手の戦力を奪う事に長けたジョブ。それをまず知りなさい…。」
ティレル「はいっ!」
キンッ!キンッ!
2人の剣が交わる…
囁き「これがAPブレイク。極めれば…、相手の強力な攻撃アビリティを防げるわ…。」
APブレイクっ!!
ザンッ!
ティレル「うわぁあっ!!……ち、力が抜けていく…?」
囁き「そしてこれがTPブレイク。これで相手のバフアビリティ、回復アビリティを防げる…。」
TPブレイクっ!!
ズバンッ!
ティレル「うわぁあっ!」
囁き「この2つをうまく使いこなせば、たとえ火力が無くてもメンバーを助けられる…。」
キンッ!キンッ!
ティレル「っく!……(す、すごい。これがMogu軍を支えてきた人の力か…!)」
囁き「最後に…。これがトリニティブレイク。火力もあって、敵のステータスを下げられる。」
トリニティブレイクっ!!
ズバァァアンッ!
ティレル「うわぁあっ!」
ドンッ!
ティレルはその威力に耐えれず、倒れてしまった
ティレル「ぐ、ぅう…。」
囁き「立ちなさい、まだまだこれからよ。こんなことじゃ、また足手まといのままよ?」
ティレル「っく、ま、まだまだぁあ!」
ダッ!
ティレルは立ち上がり、再び囁きと剣を交える
キンッ!キンッ!
囁き「そして…、私とあなたの大きな違い。それはサブジョブの構成よ。私にはない、あなたが得意とするアビリティを極めなさい。」
キンッ!キンッ!
ティレル「はいっ!」
キンッ!
ガキンッ!
キンッ!
…………
…………
そうして
囁きによるティレルへの指導は毎日、遅くまで続いた…
ティレルは囁きの技を学び
囁きとは違う
自分自身の技を磨いていった
そして
5/7をむかえる………
キンッ!キンッ!
ティレル「はぁ、はぁ。」
キンッ!キンッ!
囁き「……………。」
ズバンッ!
ティレル「うわぁあっ!」
バタッ
ティレル「はぁ、はぁ。」
囁き「ティレル…。」
ティレル「はぁ、はぁ、は、はい?」
囁き「もうすぐ、Mogu様はレイドボス、イフリートの討伐を考えているわ。」
ティレル「はぁ、はぁ、そ、そうなんですね。イフリートかぁ、あの召喚獣を相手にするなんて、やっぱりみんな凄いや。」
囁き「ティレル…。あなたが行きなさい。」
ティレル「はぁ、はぁ………。え………、えぇぇええ!?」
囁き「Mogu様の役にたちたいんでしょう?なら、行きなさい。」
ティレル「で、でも僕なんかが行っても……。僕より強い人なんていくらでも…」
囁き「いいから行きなさい。あなたが行った所で、どーせ誰も期待なんかしていない。だからあなたが行けるところまで、頑張ってみなさい。自分の力を知る良い機会ね。」
ティレル(ひ、ひどい言われようだ………。)
囁き「Mogu様には私から言っておくわ。準備はしっかりとね………。」
ティレル「は、はい!!」
テクテクテク……
そう言って囁きは去っていった
ティレル「囁きさん。きっと僕のためを思って………。わかりました、やってみます、今の僕がどれだけイフリートに通用するのか…。全力でやってみます!囁きさん…、いえ、師匠!見ててください!」
…………
こうして
レイドボス【イフリート】に向けて
先陣を切ることとなったティレル
果たして
どこまで彼の力が通用するのだろうか………。
☆つづく☆