風vs氷
☆あらすじ☆
Mogu軍、第2章がスタートした矢先。
運営から届いたお知らせはなんと
氷属性のレイドボス「グラシアール」登場であった。
そのお知らせに言葉を無くすMoguとオルドア。
風主体の新生Mogu軍、この圧倒的不利な状況を、
Mogu軍はどう攻略していくのだろうか…。
☆レイドバトル当日 道中☆
ガラガラガラガラッ…
荒れた天気の中、1つの馬車が…
いや、失礼。
チョコボ車が走っていた。
その中にはMoguによって選ばれた、今回のレイドバトルに参加するメンバー、+囁きが乗っていた。
囁き「それでは目的地に着くまでの間、Mogu様からの今回の作戦内容を伝えます…。」
ガサガサ…
囁きはMoguから受け取ったメモ用紙を取り出した。
ん?
なぜMoguがいないかって?
そんな野暮なことを聞くな。
寒いから出たくない
理由はそれだけだ。
囁き「まずは今回のPT内容。全員この装備を準備するように…。」
バァーンッ☆
イェルマ「やっとあたしの出番だよ、楽しみだなっオルドア!」
オルドア「フハハハハッ!相手が氷属性だろうと、このオルドアちゃんがぶっ殺して差し上げますデスよっ!」
好戦的な2人はとても相性が良いようだ。
ファッションスタイルもどことなく近い雰囲気を感じる…。
ハウレット「ま、オレがいれば君達は安全だ。姫たちを護るのが騎士の務め、なんでな。」
2B「出撃準備は出来ている。作戦内容は?」
囁き「オルドアさん、2Bさんはチェインをメインに、イェルマさん、ハウレットさんは弱体を優先させて攻撃…。以上!………らしいわ。」
ハウレット「りょーかいりょーかい、任せたまえ。」
イェルマ「いやいやいや!はぁ!?たったそれだけ?」
ハウレット「なにか問題でもあるのか?いつもそんな感じだろう。慌てることは無い。」
オルドア「バカなんデスか、貴様は。相手は不利属性の氷デスよ?そう簡単に行く訳ないじゃないデスかっ!」
ハウレット「ふむ…。だが任された以上、やるしかないだろうな。」
2B「あとは出たとこ勝負、って訳か…。」
囁き「それと、Mogu様からもう1つ言われてきたわ…。」
オルドア「お?そっちが重要な作戦デスかっ!?」
囁き「みんなを信じている。……だそうよ。」
オルドア.イェルマ(いやいや軽すぎっ!!!)
ハウレット「ははははっ!Moguらしいじゃないか。…さぁ、目的地に着いたようだ。みんなオレについてきたまえ。」
これでMogu軍の作戦会議は終わった。
要するに作戦は「出たとこ勝負」。
完全にメンバー任せのMoguであった……。
☆レイドバトル 開始☆
~現地到着~
オルドア「さ、さみぃ~、なんでこんなとこにアイツはいるんデスかっ!」
イェルマ「ホントだよ…。さっさと終わらせて帰ろうぜ…。」
囁き「あなた達、そんな服装しているからょ…。バカが2人もいて大丈夫なのかしら…。それじゃ、私はチョコボ車で様子を見ているからあとはよろしく……。」
スタスタスタスタ…。
そういって囁きは、暖まっているチョコボ車の中に入っていった。
2B「ん…?あれが今回の目標か…。」
バァーンッ☆
オルドア「現れやがりましたねー!?さぁお前達、ぶっ殺して差し上げなさいませぇ~っ!」
イェルマ「よっしゃー!行くぜー、オルドアー!」
そう言って2人は突っ込んで行った。
ハウレット「ははははっ。あの2人はおてんばな姫たちだ。…さぁ2B、オレについてきたまえ。」
サッ!
ハウレットが2Bに手を差し伸べる。
2B「任務…開始っ!」
シュンッ!=͟͟͞͞( ๑`・ω・´)
ハウレット「………やれやれ、オレも行くか。」
こうして個人個人が、思うがままに戦闘を開始していった…。
囁き「………。バカばっかり。」
☆レイド 中盤戦 (Lv60辺り)☆
オルドア「フハハハハッ!思っていたよりも弱っちい奴らじゃないデスかーっ!」
ズバンッ☆ズバンッ☆
イェルマ「あはははっ!あたし達をなめすぎなんだよ!」
ザクッ☆ザクッ☆
2人は低レベルのボスを蹴散らし、気分を良くしていた。
2B(………。大変なのはこの辺りからか?)
ハウレット「…ふむ。2Bは気づいているようだが…、宜しくない状況になってきたな。ボスだけならいいものの、周りの犬っころまで手を出していたら手数が間に合わんな。」
オルドア、イェルマは気づいていないものの、2B、ハウレットは気づいていた。
犬っころに無駄な手数を費やしてしまっていることを…。
☆レイドボス Lv70付近☆
オルドア「あーもうっ!なんなんデスかっ!この犬たちは!弱体させてくるとか、やめやがれですよぉ~。」
イェルマ「ホント邪魔だね、このとりまきは。倒すのは簡単だがAPが持ちやしないよ。」
ハウレット「やはりな…。姫たち、こんな雑魚を相手する必要はない。グラシアールに専念することとしよう。カウンターのダメージも痛くなってきたから注意しないとな…。」
ハウレット、イェルマのLBで十分弱体はできているのだが…。
やはり苦手属性の氷の攻撃。
グラシアールから受けるダメージが増えてきていた。
オルドア「んなろぉーっ!さっさと倒れやがれデスよっ!」
イェルマ「くたばりやがれっ!!」
それでも突っ込む、猪突猛進な2人。
ハウレット「………!2人とも、待ちたまえ!!」
ハウレットの声よりも、2人の動きの方が速かった。
オルドア イェルマ 「おらぁぁあああ!!!」
グラシアール 「グギャァアアアッッッ!!!」
オルドアとイェルマが攻撃した瞬間、グラシアールの強力なカウンターが飛んできた!
オルドア「な、なんデスかっ!?」
イェルマ「やっべ!もう止まらな…。」
ハウレット「2人とも、避けるんだ!!」
ドンッ!
その瞬間、ハウレットが2人を突き飛ばした。
ハウレット「ぐぁぁっ!」
なんとハウレットは2人をかばい、
もろにカウンターを受けて倒れてしまったのだ…。
ハウレット「け、ケガはないか、姫たち…。オレのことはいい、けど、3ターン以内にトドメを刺す…ん…だ………。」
ハウレットはこう思っていた。
愛しく、美しいわが姫君達にキズ1つつけてなるものか…。
将来、妻になる可能性も0ではないのだから…。
ただせめて
3ターン以内に倒してオレのBraveが下がらないようにしてくれ。
騎士としてBraveが下がるということは恥なのだ…。
そう思いながら目を閉じていった……。
オルドア「フハハハハッ♪さぁ、イェルマ、2B!今がチャンスデスよっ!ぶっ殺して差し上げなさいマセ~っ!!」
ピューン=͟͟͞͞( ๑`・ω・´)
イェルマ「よっしゃ、行くぜーっ!」
ピューン=͟͟͞͞( ๑`・ω・´)
ハウレット「は、ははは…。元気な姫たち……だ…。」
パタッ( ˘ω˘ )
2B「………なるほど。騎士とは味方をかばうものなのだな…。」
こうしてハウレットを踏み台にして倒していく一行なのであった………。
☆次回☆
「最終決戦目前!囁き参戦!?」
囁き「まぁ…。暇潰しにでも見るといいわ………。」