新たな力を求めて…。
☆これまでのおはなし☆
2ヶ月の沈黙を破りようやく復帰したMogu。
久しぶりに再開したメンバー、新加入したティファとの出会いに喜んでいた。
しかし、
この休止期間によって、彼女たちは時代に乗り遅れ、他のユーザーとの戦力差は明らかなのであった…。
☆新たな力を求めて…。☆
Mogu「さーて、ずいぶんとここを離れちゃっていたから、やる事がいっぱいあるわねー。」
Moguのいない間、軍は優秀なる秘書「囁きちゃん」によってなんとか活動はされていたものの、
時代の流れに乗り遅れていた。
Mogu「さっそく軍の戦力アップを試みないといけないわね…。」
パラパラパラ…。
Moguは手元にある軍の資料を眺めている。
資料にはメンバーの能力、武具一覧、VC一覧、召喚獣などが載っていた。
Mogu「あら、なにかしら囁きさん。」
囁き「先日運営による国営放送があったのですが、そこで気になる情報がありました。」
Mogu「ふむ…。どんな情報だったの?」
囁き「今月中に、武具育成キャンペーンというイベントが開催される予定のようです。これは武具のステータス上昇率があがったり、クエストでの秘伝書のドロップ数が上がる、といったイベントの様でした。ですので武具作成はこの期間に行うのがよろしいかと…。」
Mogu「ほうほう…。つまり刻印やハンマーを節約して武具を作成、強化出来るわけね!これはお得じゃない!となると、ほかの項目から戦力アップを狙わなきゃね~…。」
パラパラパラパラ…。
Mogu「うん!やっぱり手軽に戦力アップといえばこれだね!そして~…、こいつを狙おう!」
バンッ!
Moguはひとつの資料を取り上げた。
囁き「うっ………。」
その資料を見た囁きは、眉を細め、思わず声が出てしまった。
Mogu「さぁ、囁きさん!みんなをミーティングルームへ呼び出してちょーだい♪」
囁き「……承知致しました。」•́ω•̀)
囁きが表情を変える程の資料とはなんなのだろうか…。
☆ミーティングルーム☆
ガヤガヤガヤガヤ!!
ワイワイワイワイ!!
ミーティングルームには囁きによって集められたメンバー達が集結していた。
呼び出されたメンバーは、
久しぶりの任務が始まることに気合いが入っていた。
バタン!
Mogu「やぁ諸君!待ちに待った任務の開始だよ♪」
随分と上機嫌なMoguが入ってきた。
オルドア「さぁ~Mogu様!どんな任務かお教え下さいマセッ!このオルドアちゃんが、ぱぱぱぁ~っとこなして差し上げますデスよっ!!」
イェルマ「ちょっ!おい!まだオルドアが任務のメンバーに入ったのかは決まってないだろ!?抜け駆けはずるいぞ!」
低レアA「オレに行かせてくれ!」
低レアB「いーや、ここはオレに任せな!」
低レア「いーえっ!私よっ!」
ガヤガヤガヤガヤ…!!
まだ任務内容を伝えてないにも関わらず、
メンバー達は任務遂行メンバーの取り合いになっていた。
Mogu「はいはい、落ち着いて!まだなーんにも話していないんだから!あんまりうるさいと、全員任務抜きよっ!!」
しーーーーん…( ˘•ω•˘ )
Mogu「ふふ♪よろしい…。今回、久しぶりに活動を再開するにあたり、まずは他ユーザーとの戦力差を埋める!そこで私が目をつけたのはズバリ…」
メンバー「ズバリ…?」(; ・`д・´)ゴクリンコ
Mogu「召喚獣を☆3覚醒させることよーっ!!」
バンッ!
Moguは思いっきり机を叩いた。
それ程にMogu自身も気合いが入っているのだ。
メンバー「うぉぉぉおおおお!!!!」
\( 'ω')/ウオオオオオアアアーーッ!!
\( 'ω')/ヒィヤッハァァァァァァァア!!!
ウオオオオアアアア( 'ω')/アアアアアッッッッ!!!!!
狂喜乱舞…まさにこの現状の事を言うのだろう。
Mogu「そしてぇー、コイツが今回のターゲットよぉおお!!!」
バァァァアアンッ!!
Moguはターゲットの写真をホワイトボードに貼り付け、全員に見せた。
メンバー「うぉぉぉおおおお!!…………お?」
……………
………
((;゚Д゚)
一気に場が静まり返った…。
期待していた任務。
召喚獣とのバトル。
久しぶりのアピールの場。
それがよりによって
嫌われ者のモルボル
だったとは…。
☆次回☆
「最凶の出撃メンバー」