「ffbe幻影戦争」疾走！
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ………」
男は走った
雨にも負けず
風にも負けず
ウェズエットの雪にも
イフリートの炎の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持つ
その男は…
…
…
ﾊﾞﾝｯ☆
ラムザである！！
ラムザ「はぁっ、はぁっ、い、急ぐんだっ！誰にも気づかれないうちに…行かないとっ！はぁっ、はぁっ…」
ラムザは休むことなく
止まることもなく
とにかく走った…
一枚の紙切れを握りしめて………
ﾊﾞﾝｯ☆
それは1000万ダウンロード記念
無料10連召喚のお知らせであった……
この男
またやらかすつもりなのだ
妹、アルマを愛するがゆえに
会いたいという気持ちを抑えることができないのだ
ラムザ「アルマ、待っていろ。今僕が迎えにいくっ！」
…………
…………
時刻は23:55
ラムザはたどり着いた
幾度となく運営とのバトルを繰り広げた戦地
傭兵所に…
ラムザ「大丈夫、きっとアルマもこの世界にいるんだ……大丈夫、大丈夫！」
そう自分に言い聞かせていた
まだアルマが実装されていないことも知らずに…
そしてついに
時計の針がてっぺんを指した！
ﾊﾞﾝｯ！
ラムザ「たのもうっ！」
ｻﾞﾝｯ☆
勢いよく傭兵所へと入ったラムザ
運営「(お、きたきた♪無料に釣られてガチャをやめれなくなるカモがっ♪どんな面かなぁ？？)」
奥から運営がやってきた
運営「いらっしゃいませ、カモ…っと、お客様ー♪」
運営はニコニコとした気持ち悪い笑顔で出てきた
運営「ん？ラムザ……？はっ！」
運営はラムザの顔を確認した
運営「お、おお、お前はーっ！」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ
運営は驚き、慌てていた
つい先日
神引きした男がまたきてしまった
こいつはなにをしでかすか分からねえ
そしてこの男が来るといつもここは荒れてしまう
こいつだけじゃなく
Mogu軍のやつらに…
なんてこった
また店がめちゃくちゃにされてしまうのか
くそっ！
嫌な予感がする
なんだか胸騒ぎがしやがるぜ……
運営「や、やあラムザ君、今日は１人かい？」
ラムザ「そうだっ！早くしろっ！誰か来てしまうだろっ！」
ラムザは恐れていた
軍の誰かがこの無料10連の存在に気づいてしまわないか…
特にあの女…
キュートで
クールで
ミステリアスな
アイツがっ！
ラムザは思い出しただけでもふるえが止まらない
ラムザ「は、はやく、早くしろぉぉおお！！！」
運営「ひぃっ！ほ、ほらよ！」
ﾄﾞﾝｯ☆
またしても
大事な
無料10連ガチャを
黙ってやってしまうラムザなのであった………
~~続く~~
