「ffbe幻影戦争」新生Mogu軍!!
~~宿屋~~
大切な幻導石を全て失い
気を失ってしまったMogu……
そこに一人の女性が現れた。
ガフ「ん?……お前だれだ?」
???「私はフェデリカ!以後、お見知りおきを♪」
ドンッ☆
ガフ「んー…すまん、どこかであったか?」
フェデリカ「もぉ!あんたと優男がさっき私を雇ったんじゃない!失礼ね!」
ガフ「ぉ、おう。すまん、あんときは色々あってな…」
フェデリカ「あんたたちが私をほったらかしにしてるから軍の司令官、Moguさんの所に来たのよ。こんな可愛いレディーをほっとくなんて、ホント失礼しちゃうわね!」
ガフ「わりぃわりぃ。だが今Moguは寝てんだよな。幻導石が無くなったのが相当ショックだったらしい…」
フェデリカ「ふぅーん…ま、私が来たんだから、そんな幻導石なんてチャラよ♪むしろ喜んでほしいくらいねー♪」
ガフ「そうだ!ラムザがあぶねぇ!フェデリカ!ここは頼んだぞ!」
バタン!
ガフは相棒を助けに走り出した
自分も危険な目に遭うかもしれない
熱い、深い、友情があったのかもしれない
それがガフガリオンを動かしたのだ
フェデリカ「まーた置いてきぼりなのぉ?つまんないなー。」
Moguを見つめるフェデリカ
フェデリカ「あのぉー?もしもーし。起きてくださーい。私たちも見に行きましょーよー?」
ツンツン( ´∀`)σ
Mogu「ぅーん、ぅーん…」
フェデリカ「ったく!もしもしぃ~!?いつまで私をほったらかしにしておくんですかぁああ!?」
グニッ!
フェデリカはMoguのほっぺたを強めにつねった
Mogu「ぃたっ!」
ガバッ!
フェデリカ「あ、起きた♪」
Mogu「……ここは?」
フェデリカ「宿屋よ♪もぉ、つまんないから私達もみんなのところへいきましょーよ!」
Mogu「みんな?………は!」
Moguの記憶がよみがえる……
キラキラ光る幻導石
愛しい愛しい幻導石
必死に貯めた幻導石
自分でぱぁーっと使ってみたかった幻導石
その全てを失った
あの男
ラムザによって………
Mogu「……ぁんにゃろぉぉおおお!!!!」
フェデリカ「ふぇ!?」
ガバッ!
ズダダダダダダッ!!!
Moguは飛び起きて一気に出ていった。
フェデリカ「………なんなのこの軍の人たちは…」
~~傭兵所前~~
ここではまだ二人の女の戦いが繰り広げられていた
バンッ!バンッ!
キン!キンッ!
サササッ!
バキューンッ!
キィーンッ!
エトア「おぉ♪これは凄い!いけー、いけー、やれー♪」
アヤカ「はぁ…いつまで続くのかしらね。ぼろぼろになって、また私が回復してあげることになるんだから…」
タッタッタッタ
そこにガフガリオンがかけつけた
ガフ「ラムザー!無事かー?」
ラムザは気を失ったままだ
アヤカ「ラムザは無事よ、気を失ってるだけ。それよりあっちをどーにかしてくれないかしら…あなた男でしょ?止めてきてよ。」
ガフ「はぁー?」
ガフガリオンの目に写ったもの
それは
殺気に満ちた女と女が本気で殺し合う
かつて見たことがない激しい戦い
町の広場がメチャメチャにされている
地獄絵図であった
ガフ「ぉ…おいおい、なんだよこれ…地獄じゃねえか。こんなんに割って入ろうなんておれはごめんだぜ?」
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
アヤカ「はぁ~、情けないわねー。」
ル・シア「チッ!なかなかやるじゃないの…ねぇお嬢ちゃん、悪いことは言わないから、そろそろ諦めてくれないかねぇ?」
囁き「あら?びびってるのかしら…あなたも所詮口だけなのね。」
ル・シア「こいつ……いぃ加減にしな!これでも喰らって眠ってちょうだい!」
エトア「ちょちょちょ!これはまじやばいって!いくらなんでもやりすぎー!」
囁き「手加減無用……来なさい。」
ガフ「囁きも本気だ…こうなったら誰にも止められねーぞ………」
二人はついにLBを使ったのだ
それほどこの戦いは激しさを増していた
ガフ、アヤカ、エトアには止めることができなかった………
ザッザッザッザ
???「どいておれ、わしが止めてやるわ。」
ガフ、エトア、アヤカ「!?!?!?」
???「はぁぁあああ!!!!これが、正義の鉄拳じゃあああ!!!!」
ゴチィーン☆
囁き「……痛い。」
エルデの鉄拳が囁きの頭を叩いた
エルデ「少しは頭を冷やさんか、若いの。」
囁き「あなた…だれ?」
ル・シア「あっはっは!いい様だよお嬢ちゃん!これでおねんねしてなー!」
エルデ「むぅ!?」
ガフ「やばい!誰かアイツを止めろ!!」
囁き「くっ……」
エルデの鉄拳により囁きの動きが止まっていた
囁き、絶体絶命のピンチである!
………
???「隙ありー!」
バキューンッ!
ル・シア「な、なに!?」
カラン,カラーン☆
ル・シアの銃はフェデリカによって打ち落とされた
フェデリカ「ふぅー、間に合ったわね♪全く、こんな場所で本気で殺し合うなんて。あなたたちほーんとバカねー。二人とも死んでたらMoguさんが悲しむじゃない!このフェデリカちゃんに感謝しなさいな♪」
スタスタスタスタ
囁き「!…Mogu様……」
そこにMoguが現れた
フェデリカより先に宿屋を出たのだが
その足はあまりにも遅かった
かけっこは幼稚園児並みなのである
Mogu「はぁ、はぁ、はぁ…なんとか間に合ったみたいね。」
フェデリカ「Moguさん♪このフェデリカちゃんがぜーんぶまぁーるく事をおさめました♪」
Mogu「ありがとう、フェデリカさん♪」
囁き「すみません、Mogu様……」
Mogu「二人とも無事で良かったわ♪」
ル・シア「ふぅ。あんたがこの軍の司令官、Moguかい?あたいはル・シア。そこの坊やにスカウトされてきてあげたのさ。」
Mogu「あなたもラムザ君に?……そうだったの。で、そのラムザ君は?」
ガフ「おう、こっちだ」
ラムザはまだ横たわっている
スタスタスタスタ
Moguがラムザに近寄っていった
ラムザ「…………………」
Mogu「…………………しゃーんなろー!!!」
ゴチィーン☆
ラムザ「いっっったぁあああ!」
Moguの渾身のげんこつである
ラムザは飛び起きた
ラムザ「す、すみませんでした、司令官………」
Mogu「ラムザ君……今のでぜーんぶ、ちゃらよ♪」
一同「えっ!?」
Moguが幻導石を大切にしていたことは全員がわかっていた
日々コツコツと貯めていた幻導石
運営の甘い罠にもはまらず
毎日コツコツ…
ケチな幻導石の配布量にも喜んでいたMogu
それほど大事にしていた幻導石を失ったのになぜ?
なぜげんこつ一発で許されるのか
全員が理解できなかった
ラムザ「司令官………なぜ?」
Mogu「確かに私は幻導石を大切に貯めていたわ。私っていつもゲームをやるときはすぐガチャに使っちゃうの。だから今回は必要なときに、効率よく使おうって決めてたの。」
皆、資金があればガチャをしたくなる
欲しいキャラがでれば課金するほど欲しくなる
運営の罠にかかって消費してしまう
皆、後悔したことはある
Moguは学んできたのだ
だからこそ貯めていたのだ
大切に、大切に…
Mogu「今回、幻導石を全て失ったのは本当にショックだったわ。でもね、今起きた二人の喧嘩を見て思ったの。こんなに凄い人たちを連れてきてくれた…おまけに召喚獣も。ラムザ君、感謝するわ♪」
ラムザ「し、司令官………」ぶわっ(つд;*)
Moguの言葉はその場にいた全員の心をうった
なんて寛大なお人だ……
なんてカッコいいお人だ……
なんてスマートなお人だ……
なんて魅力的なお人だ……
姿かたちだけでなく心まで美しい……
こんなお人は他にはいない……
Mogu様、万歳!
これから一生、ついていきます!
全員がそう思っただろう………
Mogu「さぁーて、買い物も済んだし、スカウトも済んだし…暴れちゃったしお腹すいたでしょ?今日は新しい仲間との出会いに感謝して…ぱぁーとご馳走しちゃうわよー!」
ガフ「お!マジか♪」
エトア「やったぁー♪」
アヤカ「ふふ♪結局Moguさんがキレイにまとめるのね♪」
フェデリカ「スイーツはぜーんぶフェデリカちゃんがいただくわよー♪」
ル・シア「ま、付き合ってやるかねぇ。」
囁き「……」
ラムザ「司令官………」ぶわっ(つд;*)
こうして無事1つにまとまったMogu軍
新しい仲間が加わり
新生Mogu軍の誕生となったのだ!!!
そして
祝賀会に向けて酒場に向かった一行であった
…………
……
…
酒場
「Mogu軍、暴れるため立ち入り禁止」
一同「……」
…………
……
…
エルデ「だ、だれかたすけてくれ……こ、腰がぁ」