Moguの失態…。
☆これまでのおはなし☆
白磁の塔から無事帰還してきたMogu軍。
しかし、拠点にはMoguの姿は見当たらない…
それどころか見慣れない顔「ヘレナ」の姿がそこにはあった。
囁き達が留守の間、どうやらMoguは幻導石を使っていたようだ…。
ルシアはMoguの後を追い召喚所へと足を運んで行ったのであった。
☆Moguの失態…。☆
Mogu「あ、ルシアさん!いい所に来たわね!詐欺よ、詐欺!遠慮なく射撃しちゃいなさい!」
運営「よよよ、よせっ!なんも詐欺なんかしちゃいねーよ!!こっちはちゃーんと、表記通りのガチャを提供したまでだ!」
ルシア「ったく、めんどくさいね。どれ、私が確認してやるよ。」
そう言ってルシアは、ガチャ詳細の表記を確認した。
ルシア「ほう…。Mogu、ヘレナのステップアップを回したのか。」
Mogu「そうよ!ピックアップ召喚で、なんと30連でヘレナ様を当てたの!こんな引きって滅多にないでしょ!?だから欠片欲しさに9ステップアップをやったんだけど…。ところがどっこい!ヘレナ様の欠片が1つも出なかったのよ!!そんなの詐欺よ、サギ詐欺!!詐欺以外にありえないわ!」
Moguは怒っていた。
ヘレナ様の為のステップアップガチャのはずなのに
引いた欠片は全て違うユニット…。
おかしい…
なんの為のステップアップガチャなのだ…
失った幻導石の数
ピックアップガチャ分を含めると
およそ…
20,000石を失ったのである!!
ルシア「なるほどねぇ…。それはやらかしたね、Mogu。」
Mogu「やらかした!?私が!?なんでよ!」
ルシア「あぁ。このガチャは紛れもない罠。だけど書いていることには嘘はないはず…。Mogu、あんたは丸見えの罠にハマったってことさ。全く…ほんとバカだよあんたってやつは…。」
Mogu「わ…、罠?」( °꒫° )
ルシア「このガチャは罠だって、世間じゃ有名だよ!?あんたは本当にバカだねぇ…。これまでのEX化されたユニットがごちゃ混ぜにされちゃ、ヘレナを引ける確率なんて少ないに決まっているじゃないか。」
Mogu「ぐ…。」
運営「はっはっは!俺達は表記通りのガチャを提供したまでだ!なんにも文句を言われる筋合いなんてないんだぜ!?わかったか?そんじゃ、帰った帰った!!」
バタンッ!
そう言って運営はMoguを追い出した…。
Mogu「ぐぬぬぬ………。ぅ………うわぁぁあんっ!!」
.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.
タッタッタッタッ……!
Moguは泣きながら走り去ってしまった。
せっかく貯めてきた幻導石を
まんまと罠にかかり、失ったのである…。
ルシア「やれやれ…。ま、これでさすがのMoguもこりたかねぇ。」
こうして貯めてきた幻導石を失ったMoguは
改めて自分の不甲斐なさに気づくのであった……w