「ffbe幻影戦争」武具屋にて……
ルシアが見事チョコプリンを討伐したことによって
運営から大量のメダルを受け取ったMogu
そしてこの日はバレンタインデー
街は乙女達で賑わっていた
~~~~~
Mogu「ルンルンルーン♪」
大量のメダルが手に入り
上機嫌なMoguが街を歩く
Mogu「今日はバレンタインデー♪色々イベントがやってるわねー♪」
前日に運営からのお知らせが大量に届いていた
気分を良くしたMoguは
給料日を迎えたばかりということもあり
10000円で幻導石を10000個購入していたのである
またしても課金…
運営の誘いに釣られているとしか思えない
愚かな行為なのかもしれない…
10000円があればもっと他のことができるのだ
なのにたかが1つのゲームにまたしても課金…
金銭感覚が狂ってきているのかもしれない
それほど魅力的な幻影戦争なのだ
Mogu「まずはー…そうだ!今回活躍してくれたルシアさんにプレゼントの用意が先ね!」
~~武具屋~~
親父「へいらっしゃい!お嬢ちゃん、なにが目的だい?」
Mogu「ラスアルゲティの+5を作成してくださーい!」
今までのラスアルゲティ
親父「お嬢ちゃん…武具は奥が深いぜぇ?たとえ+5にしても強くなるかは運次第さ…それでもやるってのかい?」
店の親父は親切に警告してきた
武具はまさに闇
刻印、素材、ハンマー、金、努力、労力、時間
全てを飲み込む闇
漆黒の世界
ここにも運営の罠が張り巡らされていたのだ
だがその先にある光
眩しいほどに光輝く光がある
+4とは桁違いの強さ
皆がそこを目指し挑戦するのだ
そしてMoguもその1人……
Mogu「フフフ,おやっさん…私は運は強い方なの。心配ご無用よ!」
バンッ!
Moguは手持ちのラスアルゲティ2本を親父に差し出した
親父「ほう、肝のすわったお嬢ちゃんだぜ。気に入った…少し待っていろ、今+5にしてきてやる……お嬢ちゃんの成功を願いながらなっ!」
スタスタスタスタ……
そう言い残して親父は奥に行った
Mogu「ふ…ふふふ…ふ、震えが止まらないぃぃいい!」((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
Moguは内心かなりびびっていたのだ
何故なら手持ちの刻印、ハンマーが少ないからである
失敗したら打ち直しもあるが
貴重なのでなるべく使いたくはない
ほぼ一発勝負なのである!
カーンッ!カーンッ!カーンッ!カーンッ!
奥で音が為っている
その音がMoguの心臓を突き刺していた
スタスタスタスタ……
親父「待たせたなお嬢ちゃん。これがラスアルゲティ+5だ!」
カチャ☆
Mogu「おやっさん…このまま☆5までお願いするわ。」
親父「まあそうなるわな。ここからが勝負だぜ?覚悟は良いかい?」
Mogu「えぇ…と、とりあえずLv30まではなにも使わないかな。」
親父「ほぉ、お嬢ちゃんも考えたな…最初っから刻印使っても上げたい能力が絶対上がるとは限らねぇ。結局刻印は可能性が上がるだけ。上がっても1だけってしょぼいときも多いからな。それなら途中まで使わず強化して、良さそうならそこから刻印で上げていく。それでも失敗して打ち直しを使うはめになるかもしれねーが刻印の節約にはなるわな。」
親父はMoguの一言で全てを悟った
武具屋をやっているだけあって
まさに武具のスペシャリスト
客の考えを瞬時に見抜くことができるのだ
Mogu「長ったらしい話をありがとう。それではよろしく。」
親父「お、おう!そんじゃあ行くぞ!?」
Mgmは目を瞑って願った……
Mogu「運営よ………お前らが喰らってきた破産者の金、命、魂、希望、絶望、その全てを吐きだせ!!」
カーンッ!カーンッ!カーンッ!…
親父「ほらよ、こいつがLv30だ。」
Mogu「これが+5の……」
渡されたのはLv30
攻撃力 96
Mogu「これはなかなか良い気がする!ここからありったけ刻印を注ぎ込んでやる!ここでかけなきゃいつかけるんだ…行けっ!親父!」
ドンッ!
Moguは攻撃の刻印を親父に押し付けた
親父「お、おう!任せとけ!(急に口悪いな………)」
カーンッ!カーンッ!カーンッ!カーンッ!
親父「これがLv40だ…」
カチャ☆
Mogu「…」
置かれた銃を見るMogu
その攻撃力
133!
(*記憶が曖昧)
良い!
まさに順調!
以前のよりも強くなっている!
これは良いはず!
(*良いのか微妙なのか悪いのかよくわかってません)
Moguは気合いをいれた!
Mogu「親父!これで最後だ!さっさと行ってこい!!!」
ビシィッ!
Moguはさらに刻印を投げつけた!
親父「お、おうよっ!(投げるこたーねぇだろ……)」
カーンッ!カーンッ!カーンッ!カーンッ!カーンッ!カーンッ!
親父「こいつが完成品…ラスアルゲティ+5☆5Lv50だ!」
ドーンッ☆
Mogu「ぉ、おおおおお!」
Moguにはそのラスアルゲティが眩しすぎた
以前よりも遥かにパワーアップしていたのだ!
Mogu「親父……よくやったな。」
親父「お、おう。お嬢ちゃんの熱意がこいつにも伝わったんだろうよ。」
Mogu「じゃあな親父、またいつか…世話になるぜ。」
スタスタスタスタ……
親父はポカンとした表情でMoguが去っていく後ろ姿を見つめていた……
Moguの手は
小さくガッツポーズをしていたのであった……
完