Mogu、さすがに焦りはじめる…。
☆これまでのおはなし☆
Moguによってレイドバトルに送り込まれたメンバー達は
優秀なる秘書、囁きちゃんの指示により見事グラシアールの撃破に成功。
個々で戦っていたメンバー達であったが
ひとつにまとまって闘ったことで、信頼関係を深めていったのであった…。
☆まったり期間突入☆
レイドバトルが終わり、世間は新ユニット「リューエル」登場に賑わっていた。
新ジョブ「学者」という事で、その未知数な能力に皆興味深々だ。
しかし、Moguはと言うと……。
Mogu「土属性か…。手持ちの幻導石も少ないし、どうしても欲しいって訳じゃないかなぁ。」
(˘^˘ )プイッ
どうやら今回のユニットはパスするらしい。
2Bを4凸して以降、貯めてた幻導石はようやく9,000個をこえてきた。
今後の風属性のVC、ユニット追加を見据えると、賢明な判断だろう。
Mogu「そして今やる事と言ったら…、メダル集めか素材集めくらいか。」
そう。
現在のイベントはあまり多くもなく、焦る必要も無い。
いわゆる「まったり期間」なのである!
まぁそれは、Moguの中での話なのだが…ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)アハハ
Mogu「それよりも気になるのは。うちの戦力よねぇ…。」
パラ…パラ…。…φ(..)
戦力リストを眺めながら悩むMogu。
そう、現在Moguには悩みがあったのだ…。
何かと言うと…
ずばり
他プレイヤーとの戦力差である!!
EXジョブ化が実装されて以来
Mogu軍でEX化をはたしたのは「オルドア」のみ。
新戦力として加わった2Bも4凸止まりなのだ…。
Mogu「…はぁ。参ったなぁ。しかしすごいわね、他のユーザーさん方は。どんどんEX化が進んでいるじゃない…。」
Moguは暇な時間、ギルメン、フレンドの同行者編成を眺めているのが好きだ。
そこで目につくのは複数のLv100以上のユニット達…。
Mogu「みんなどんだけ幻導石を溜め込んでるのよ…。私だってかなり消費を我慢してるはずなんだけどなぁ~…。」
…………。
おそらく
Moguの「かなり我慢」は
他のユーザーの「少し我慢」と同等なのだろう…。
これまで幾度となく、破産してきたのだから( ˘•ω•˘ )
しかし、この悩みはとても深刻なのだ。
なぜかと言うと、対人戦で顕著に戦力差が出るからである。
ギルドバトル、アリーナ、クラスマッチ。
どれもみな、Moguが昔から苦手なコンテンツである。
なんてったって、好きなユニットを育てたい願望が強いMoguなのだ(o・ω・))-ω-))ウム
更に、ユニットの格差を補うほどの武具も持ち合わせていないときた…。
Mogu「うーん…。今の状況を皆はどう思っているのか……。囁きさん、うちの主力メンバーの様子を見てきてもらえないかしら?」
囁き「かしこまりました、Mogu様。」
テクテクテクテク…。
バタンッ!
Moguは秘書である囁きに、この厳しい現状の今、メンバー達はどのように過ごしているのか、その様子を見てくるよう頼んだのであった…。
☆Mogu軍 テラス☆
ここは拠点内きっての憩いの場、テラス。
囁き「む……。あそこにいる2人は……。」
そこで囁きは2人のメンバーを発見した。
ハウレット「ふう…。実に美味しい。姫がいれてくれる紅茶はいつも美味しいな。特に今日の紅茶は格別だ。」
1人はハウレットのようだ。
彼はいつも、ここで優雅に一日を過ごすことが多い。
天才である彼は、訓練をするのが嫌いなのだ…。
アヤカ「ふふふ♪今日は隠し味に、ボムの抜け殻、アーリマンの涙、それにオオカミの牙もいれてみたんです♪」
ハウレット「ぅぐっ!!………。は、はは…。そ、それはまた独特な発想だな、姫。(オ、オレはいつもそんなモノを飲んでいたのか!)」
もう1人はアヤカだった。
天然なアヤカの発想力は未知数…。
それでも美味しい紅茶をいれられるのはまさに奇跡である。
囁き「………。」
ジーーーー。
アヤカ「喜んでもらえて嬉しいです!さ、好きなだけ飲んでくださいね?♪」
ハウレット「あ、あぁ。……ちょっと悪いが、残りは部屋で貰うとするよ。すまないね、姫。」
アヤカ「あら?そうですか。では、ごゆっくり♪」
ズダダダダダッ!!!
ハウレットはもの凄い勢いで自室へと走っていった。
素早さが高くない彼だが、この時だけは素早さ200は超えていただろう…。
囁き「ハウレット、アヤカ。のんびりまったり…と。」
…φ(..)メモメモ
☆Mogu軍 屋外訓練所☆
囁き「ここなら、少しは危機感を持ったメンバーがいるかしら…。」
テクテクテクテク。
囁きは訓練所にやってきた。
ここならば、鍛錬に励み、己の力と技を磨こうとするメンバーがいるかもしれない…。
そう思ったのである。
キンッ!ガキンッ!キ-ンッ!
オルドア「フハハハハッ!どうされましたか、ルシア!お前の力はその程度デスかっ!?」
バキューン、バキューン!!
ルシア「この野郎…。調子に乗るんじゃないよっ!」
キンキ-ン!バキュン!
オルドアとルシアが模擬戦をしているようだった。
普段、面倒くさがりなルシアは訓練などサボりがち。
だが相手がオルドアだと話は違うのだ。
Lv120ともなると流石に格上の相手。
ルシアは自分より上にいられるのが気に食わないのである…。
囁き「へぇ…。あの2人は案外、良い関係なのかもしれないわね…。」
次第に熱くなる模擬戦…。
ルシア「なにがEXだょ!あたしが本気になればそんなものっ!!」
オルドア「オルドアちゃんの力、存分に味わいやがりなさいマセっ!」
ササササッ!
するとそこに、2つの小さな影が…。
オルドア,ルシア「!!!」
オルドア「か、かわいぃ~。なんデスか、このキュートな目は!!………あ、待ちやがれデスよぉ~。」
タッタッタッタ………。
オルドアは小動物を追いかけ回す。
囁き「…………。」
ジーーーー。
ルシア「よし、捕まえた♪お利口さんだねぇ~♪」
モフモフ♪♪
ルシアは小動物を捕まえ、モフモフしてる。
囁き「…………。2人にあんな一面があったのね。模擬戦より小動物…と。」
…φ(..)メモメモ
☆Mogu軍 拠点内 食堂☆
囁きは拠点内に戻り、他のメンバーを探す。
ジャー☆カチャカチャカチャ…☆
囁き「…ん?ここは食堂ね。まだ食事の時間ではないはずだけど………。」
まだ夕食には程遠い時間だが、食堂から物音が聞こえてきた。
エトア「もー!だめよ、イェルマ!そんな雑な扱いじゃ!」
ナーシア「そうよイェルマ!闘いばかりじゃなくって、乙女なら料理もできなきゃダメよっ!?」
イェルマ「そ、そう…だよね。これでどうだ?」
エトア「イェルマ!それは砂糖じゃなくて塩じゃない!」
囁き「…………。」
ジーーーー。
どうやら3人でお菓子作りをしているようだった。
ナーシア「いい?イェルマ。闘う乙女には、単なる力強さだけじゃダメなの!」
イェルマ「そうなのか??じゃあなにが必要なんだよ。」
エトア,ナーシア「恋の力、ラブパワーよっ!!!」
イェルマ「お、お前たち、言ってて恥ずかしくないのか?」
エトア「なに照れちゃってるのよ、女同士なんだから、なにも恥ずかしいことなんてないでしょっ!?」
エトア、ナーシアはイェルマの女子力を鍛えているようだった……。
囁き「…………イェルマ、女子力強化中……と。」
…φ(..)メモメモ。
☆Mogu軍 シミュレ-ションル-ム☆
ここはシミュレーションルーム。
ありとあらゆる戦闘には、「戦術」「戦法」が重要とされる。
その力を伸ばすためにこの部屋が置かれている。
中にあるものは
どれもシミュレーションゲームだ…w
ピコピコピコ………☆
囁き「ん?誰かいるようね…。」
???「くっ…!なんなんだ、この敵は。理不尽じゃないか。」
誰かが「PS版 FFT獅子戦争」をプレイしているようだ。
2B「………。もう一度だ、行け!ラムザ、あの男を倒すぞ!!」
2Bがプレイしているようだ。
苦戦を強いられているらしい…。
囁き「…………。」
ジーーーー
遠くから覗き込んでみると
どうやら有名な難所である、ウィーグラフとの一騎打ちの場面のようだ。
ゲーム内ラムザ「ワァー!………」パタッ( ˘ω˘ )
囁き「あら…。あれじゃどうあがいても先には進めないわね。戦闘前のセーブもしているみたいだし…。」
2B「…………。斬るっ!」
ボガァーーンッ!!!
なんと!
2Bはゲーム機ごと斬ってしまった!
2B「任務完了、これより自室に帰還する。」
スタスタスタスタ…。
囁き「………、2Bは短気…と。」
…φ(..)メモメモ
…φ(..)メモメモ
…φ(..)メモメ………
バキッ!!!
囁きはメモをとるペンをへし折った
プルプル:(っ`ω´c):プルプル
囁き「ど、どいつもコイツも………!!!」
怒りに震える囁き…。
一体メンバー達はどうなってしまうのだろうか。
☆次回☆
「囁き、鬼となる!」
アヤカ「皆さんの暇つぶしになりますように。」