ついに決着!これが力だっ!
☆これまでのおはなし☆
自分を犠牲に闘い続けるハウレットに、オルドア、イェルマは自分たちの戦い方を見直すことに…。
メンバー達の様々な感情を見た2Bは、人間の「心の動き」を不思議そうに見ている。
そして
あまりにも無謀な戦闘を続けるメンバーに嫌気がさした囁き。
そこでなんと、彼女が戦闘の指揮をとると言い出した!
囁きはうまく勝利へと導いて行けるのだろうか…。
☆PT編成 囁きver☆
囁き「それじゃあ、まずは今回のPT編成について詳しく説明していこうかしら…。」
バァーンッ☆
囁き「今回の作戦は時間を盗んで鬼チェイン。相手に行動される前に倒してしまうって事ね…。その為に必要なのは1つ目に相手への弱体攻撃、2つ目にCT消費の削減、3つ目にチェイン数を素早く稼ぐ。4つ目に割り込まれないように素早さを高める。これが重要ね…。」
オルドア「ふむふむ…。素早さ底上げの為のチョコボVCデスね?」
囁き「そうね。それに+して、イェルマには密命をつけるわ。あなたが相手より先に行動出来なければ、この作戦は完成しないからね…。」
イェルマ「なるほどな。このポッドと靴も素早さをあげるためか?」
囁き「まぁ、それもあるけれど…。重要なのはあなたが2ターン目にLBを撃てるようにすることね。そのトラマスはTP消費が高いから、次のターンでLBを撃てるはずよ。」
イェルマ「へぇー!さすが囁きだね。LBを撃てるようにするためのトラマスだから、ピュリファイのLvも1で問題ないわけか。」
囁き「そうゆーこと。まぁ、ピュリファイのLvはMogu様が上げていないだけなんだけどね…。次にオルドアはトリプルトリックがメイン火力。ただ、弱体とチェインがある程度繋がっていないと効率よくダメージを与えられないからそこだけ注意が必要ね。」
オルドア「フハハハハッ!オルドアちゃんに、お任せしなさいマセっ!攻撃の事ならば、誰よりもお上手デスからねっ!」
囁き「2Bはクリティカルアップのためにアレキサンドライトの指輪クリティカルタイプをつけるわね。」
2B「……了解。」
囁き「ハウレットは………、まあそんな感じ。」
ハウレット「…………。なに?なぜオレだけそんな手抜き感があるんだ?」
囁き「あなたが重要なのは、装備より行動の方ね。」
ハウレット「ふ…、それならば任せたまえ。姫たちを邪魔する者は全て排除してやる。」
囁き「ま、こんなところね……。あとは私の指示通り動くように…。それじゃあ行こうかしら、グラシアールLv100との闘いに。」
オルドア「さぁお前たち、Mogu様の親衛隊の力、見せつけて差し上げなさいませっ!」
こうして編成内容についての説明が終わった。
実は簡単そうに見えるこの編成だが…、
素早さの調整がとても綿密に組み込まれているのだ。
それは、後に始まる戦闘を見ていただければお分かりになるだろう…。
☆グラシアールLv100 戦闘開始☆
グラシアール「グギャァァアアアッ!!!」
ドォーーーンッ☆
イェルマ「ついにLv100のおでましか。この緊張感、たまらいね!!」
囁き「それでは、全員戦闘配置につきなさい。」
バァーンッ☆
囁き「まずはイェルマね。AP確保の為にピュリファイを適当に使って…。そして階段の1段目まで進んでちょうだい。調子に乗って登りきったら殺すわよ…。」
メンバー(こっわ………。)
囁き「オルドア、2BもAPを確保してイェルマと同じ列まで移動。」
オルドア「オルドアパワー注入っ!!」
2B(………。その言葉使いはなんなのだろう。)
囁き「ハウレットはイェルマの背後に進む。なにもアクションはとらないように…。」
ハウレット「…ん?オレは言われなくとも痴漢などしないぞ。」
イェルマ「ば、バカかお前はっ!」
パンッ!
ハウレット「ぐあっ!」
イェルマの強烈なビンタが炸裂する。
囁き「あなたたち…。次に余計なことをしたら、切り刻むわよ………。」
イェルマ、ハウレット「は……はい……。」
囁き「このPTで1番遅いのはハウレット。そして狙われるのもハウレット。だから行動せず、その位置に行くことがベストよ。相手の射程は想像以上に長いわ。皆と同じ列だとグラシアールは初期位置から動かずとも攻撃を当ててくる。それでは相手のCT消費量が減ってしまって、相手の次の行動が早く来てしまうし、こちらから近づかないといけなくなって最悪ね…。けどその位置に行けば、グラシアールはイェルマの正面、最適な位置に来るはずよ。それに…………ゴニョゴニョ…。それから………ゴニョゴニョ。もしも………ゴニョゴニョ。したがって………ゴニョゴニョ。」
囁きの説明は止まらない
メンバーはこう思った………。
「囁きってこんなに喋る子だったのか……。」
と。
囁き「さて、お相手様の行動ね…。」
オオカミA「ウー、わんわん!うまそうな人間だわんわん!!」
オオカミB「わおーん!食べたいわんわん!!」
オオカミC「くぅーん…。お腹空いたわんわん。」
オオカミD「わんわん!食べちゃうわん!」
オオカミ達はお腹を空かしているようだ……。
グラシアール「ギャア、ギャアー!(よしよし、私の可愛い子達よ、今倒してきてあげますからね。そうすれば、運営様からたぁーくさん、褒美が貰えますよ。まずは……、あの隠れた坊やからかしら!)」
スタタタタッ☆
………。
どうやらグラシアールに拾われ、育てられたオオカミのようだ…。
そして運営に飼い慣らされているようだった…。
まさに、運営の犬!
と、鳥…。
囁き「ふふふ…、狙い通りハウレットを狙って正面にきたわね。ハウレット、男なら1発耐えてみせるのね。」
ハウレット「ははは。囁きちゃん、オレを甘く見てはいかんな。散々戦ってきたんだ、アイツのあの位置からの攻撃は、魔法攻撃だろう?読めているさっ!」
サササッ☆
なんとハウレットは魔法を見切って避けた!
さすが、天才である。
囁き「見事ね…。それじゃ、イェルマはその位置からLBをおみまいしてあげなさい。あなたはずっとその位置にいること。」
イェルマ「おーけー囁き!全力でぶち込んでやるよっ!」
ガキーンッ☆
グラシアール「ギャア!ギャアア!(ほほほ、そんな攻撃、痛くも痒くもないわ!)」
イェルマ「さすがにかってぇなー。でも、その硬さもいつまでもつかな?」
囁き「次はハウレットね。イェルマの前に進みLBを撃って。」
ハウレット「承知した。我が刃、受けてみたまえっ!!」
グラシアール「ギャー!(いったーい、風属性なのになんでえ??)」
ハウレットは1ターン目、なにもアクションを取らなかったために順番が早く回ってきていた。
2人のLBで相手を弱体化してからのアタッカーの攻撃。
完璧すぎる流れである!
囁き「オルドア、適当になにか攻撃しなさい。ただし、トリプルトリック以外ね。」
オルドア「ならば、コイツを見せて差し上げマスよっ!オルドアちゃん新必殺技、AP奪ぁ~取っ!!」
ズバァーン☆
グラシアール「ギャギャアー!!(痛ぁーい!名前はシンプルなのに、痛ぁーい!)」
オルドアが見せたこの新技「AP奪取」は
消費AP20、そして獲得AP20。
つまり…
無料でエレメントチェインが出来るのだ!!
無料………良い響だ。
しかし、個別のアビリティだったのだから…
もっとオルドアらしい名前にして欲しかったものだ( ˘•ω•˘ )
囁き「2B、あなたならその位置から敵の横まで行けるわね…。チェインを稼いで。」
2B「了解。」
シュンッ!=͟͟͞͞( ๑`・ω・´)
素早い動きで、グラシアールの横に移動する2B。
グラシアール「ギャギャ!?(なにこの子、いつの間に!?)」
2B「はぁっ!!」
ズバスバッ☆
グラシアール「ギャ、ギャ!(痛い!痛いっ!)」
2Bの素早い2連撃が突き刺さる!
もうご存知の方も多いだろうが……
この2B、アビリティのコスパが優秀!
な、気がする。
詳しくはWebで。(自分で紹介しないスタイルw)
そしてここからがMogu軍の
怒涛のチェイン攻撃の始まりだった!!
移動しなかったために、CT消費が少なかったイェルマにターンが回ってくる
囁き「イェルマはその場で時間を盗む。自分のターンが来たらその繰り返しよ。」
イェルマ「りょーかいだ、もう逃がさねーぜ!」
グラシアール「ギャー!(あーれ〜。私のCTがぁ~。)」
囁き「これで全ての準備は整ったわ。オルドア、2Bはその場でチェイン攻撃、ハウレットはハザードスラッシュ後、適当に動いてCTを消化してちょうだい。2Bはオオカミに攻撃されるけど、そこは我慢ね…。」
メンバー「了解!!」
ハウレット「美味しいところは姫たちに取っておかないとな。オレから行こう、ハザードスラッシュ!!」
ズバババァーン!
グラシアール「ギャー!(ぎゃー!)」
ハウレットの攻撃は余裕でカンストしていた。
このまま移動せずにいると、APが無いにも関わらずもう1ターン回ってきてしまうため、無駄に動かせる。
オルドア「さぁ2B。ここからは私たちの出番デスよっ!くらいやがれ、トリプルトリック!名ずけてトリトリ!鳥にトリトリデスよっ!!」
ズバン!ズバンズバァーン!
グラシアール「ギャギャギャ!ギャー!(つまらないダジャレだけど、強烈ぅ~!)」
オオカミ「わんわん!やめろぉ~!」
キックキックキック!!
2B「…。痛くはないが、目障りだな。」
オオカミB「わおーん!お前から倒してやるー!」
キックキックキック!!
2B「…。が、我慢…か。気に食わないな。」
イェルマ「相手にしちゃいけないよ、2B!あんたが動いたら、他のメンバーまで弱体されちまうからねっ!」
2B「ふむ…。そーゆうことか。」
オオカミC「ガルル…。ワオーーーン!」
吠える、で弱体化されてしまう2B。
オオカミD「ぐるるる…。る?コイツが邪魔で向こうに行けないワン!」
2Bが通路を塞いでいるため、一匹はなにも出来ずに終わった。
被害を最小限に抑えることが出来たのだ!
イェルマ「良くやったよ、2B!さぁーて、これが最後の時間を盗む、だ!」
グラシアール「ギャギャー!ギャギャギャギャー!(なんてことー!?この赤髪の次は私のターンだったのにぃ~!)」
そう
綿密な素早さ調整とCT調整により、
ベストなタイミングでイェルマのターンが回っているのだ!
オルドア「覚悟はよろしいデスか?これが最後の、鳥にトリトリデスよーっ!!」
ズドンズドン、ズッド---ン!!
グラシアール「ギャー!ギャー!ギャー!(痛すぎー!しかもこの女、全ての攻撃がクリティカルじゃない、どんだけぇ~!)」
オルドアの与ダメの予測値は約25000。
しかし実際に与えたダメージは
30000を超えているのである!!
(分かりずらいですが、予測ダメージで残りHP18317、実際にダメージを与えた後はHP12820となっている…。)
オルドア「ハッハッハ!どうデスか私の攻撃はっ!さぁ2B!我慢した褒美だ、アイツの首をとって差し上げなさいマセっ!」
2B「了解。なんだろう…。ダメージを我慢していたせいなのか、力が溢れてくる気がする。」
オルドア「それが【 怒り】デスよっ!2B、心を燃やせ!歯を食いしばって、前を向けっ!」
オルドアの2つ名は煉獄の鬼娘である。
かっこいいー(*ˊ艸ˋ)♬*
2B「これが感情とやらの1つか…。覚悟しろグラシアール。この怒りの炎、全てお前にぶつけるっ!」
グラシアール「ぎゃ、ぎゃぎゃ、ギャー!(や、やめて、やめて、やーめーてー!)」
2B「逃がさないわ。ターゲット、ロックオン…。」
2B「特殊プログラム起動……。消えてっ!」
ドッカァーーーンッ!!
グラシアール「グギャァァアアアッ……ア………ア。」
パタッ☆
2B「任務完了、帰還する…。」
囁き「ふん……。最初からちゃんと闘えばいいのに……、ホント面倒な人達ね。」
こうしてメンバー達は、
無事、グラシアールLv100の討伐に成功したのであった!!
レイドボス グラシアール編 ~完~